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ニュース/トピックス学生インタビュー[Real Voice_01]*常葉大学保育学部 諸田彩羽さん
まずは自分自身が思いっきり楽しむ
ゆるさから生まれるのびやかな保育観

諸田 彩羽(もろた いろは)さん
常葉大学 保育学部 子どものための音楽サークル「ZOO」部長(グローアップチャレンジプロジェクト参加時)

ゆるく楽しむ、大らかさが魅力の「ZOO」
――「ZOO」に入ったきっかけを教えてください
1年生のフレッシュマンセミナーでの公演を見て、「ZOO」に入りたいと思いました。「ぱれっと」さんも楽しそうだと思ったんですけど、私にはZOOの方が合っている気がしました。ぱれっとさんは凄いんですよ。先日、学祭での公演を見たとき、ミュージカルのようでした。きちんと世界観が作り込まれていて、クオリティが高いんです。私たちも台本を作って、曲に入る前のMCも考えたりしていますが、大まかな感じです。ちょっと“ゆるい感じ”がZOOの特徴かなと思っています。
私たちがZOOに入ったとき、2年生と3年生の部員がいなくて、4年生だけの状態でした。実はサークル存続の危機だったんです。もともと2年生と3年生もいたと思うんですけど、活動を続けるうちに抜けてしまう方もいるんですよね。参加は自由で、その点でも本当にゆるいので、そうなってしまったのかもしれません(笑)。今年は1年生がたくさん入ってくれて、なんとか建て直せたかと思います。

段差のないステージから生まれた想定外の動き
――グローアップチャレンジプロジェクトにボランティアとして参加した感想は?
大学の幼児教育センターから出演依頼のメールをいただいて、最初はどんなイベントなのか想像がつきませんでした。一緒に資料を送っていただいて、そこに子どもたちの楽しそうな写真がたくさん載っていたので、私もワクワクしました。
グローアップに参加して、ステージとお客さんの境目がないのが印象的でした。これまで公演に行った場所は、私たちはステージの上で演奏して、子どもたちはそれを座って見ていることが多いんですね。先生たちが子どもたちに「ここで並んで見てね」と指示を出します。集中力が続く子もいれば、途中で飽きてしまう子もいます。グローアップでは段差がないから、子どもたちが「わぁ!楽しそう」って感じで近づいてきて、私たちも「おいでおいで」と子どもたちを誘うことができます。こういう形のステージもあるんだな、と気付いたのが、大きな発見でした。一緒に踊ることができると、集中力も続くし、より一緒の時間を共有できますよね。

――今年は、昨年の経験を活かして何か変えた所はありましたか?
昨年はそういう新たな発見があったので、子どもたちがステージ上で混ざる想定で臨みました。いつもはフォーメーションを決めるんですけど、MC役だけは決めておいて、他のメンバーはわりと自由な感じで、子どもたちが間あいだに入るような形にしました。
今年は1年生が積極的に参加してくれたのが嬉しかったですね。自分が1年生のときは、子ども向けのダンスを誰かに見られることをちょっと恥ずかしく思うこともありました。子ども向けのダンスは動きも大きいし、コミカルな動きの方が子どもにウケるんですよね(笑)。でも、恥ずかしがらずに自分たちが思いっきり楽しむことで、子どもたちも楽しんでくれます。後輩たちには、振りを間違えても気にしないで、笑顔で楽しく踊り続けたらいいよ、とアドバイスしました。

のびのびとした幼稚園での体験が将来の夢に
――どうして常葉大学の保育学部を選んだのですか?
私は小さい頃から保育士を目指していて、地元で就職をしたいと思っていたので、地元の就職が強い常葉大学を選びました。自分が通っていた園に就職したいと考えています。園での生活が本当に楽しくて、今も記憶に残っています。毎週木曜日にお弁当を持って、園の外へ遠足に行っていました。近所の公園に行ったり、ちょっと遠くに行ったり。それから、川で石を積み上げて、火を起こして、ジャガイモを焼いて食べたり、山に登ったり……自然の中でのびのびと遊んだのがとても楽しかったんです。

――それだけ楽しかったとなると、小学校に上がるのが寂しくなかったですか?
そうですね。かなりギャップはありました。私よりも、親がショックを受けていました。幼稚園はあんなに楽しかったのに、小学校ではこんなにずっと座ってお勉強するの?って(笑)。でも、小学校も楽しく過ごしましたよ。幼稚園での思い出が素敵だったので、私もそんな宝物みたいな経験を子どもにさせてあげられる保育士になりたいと思っています。歌うことや音楽が好きなので、子ども番組の「歌のお姉さん」に憧れたこともありました。

やって損はない!興味を持ったらとことん楽しむ
――ZOOの活動もそうですけど、音楽が好きなんですね。何か他にも音楽には携わってきたんですか?
子どもの頃、夏祭りで和太鼓を叩いたことがあって、それをきっかけに小学生から和太鼓のチームに入って、現在も続けています。小学生の頃は、ピアノを少し習っていたんですけど、一年くらいで辞めてしまいました。大学でまた一から練習し直しました。高校では軽音部に入り、ギターをやっていました。大学に入ってからは全然弾いていないので、もう弾けなくなってると思いますが。
――いろいろチャレンジしているんですね。
はい、やりたいなと思ったことをいろいろやっています。大学では、ZOOの他にK-POPのダンスサークルにも入っていました。4年生になったら海外旅行に行く計画も立てています。昔はちょっと引っ込み思案なところもあったんですけど、高校で人前で演奏する経験をしてからは耐性ができたように思います。人前で何かを披露することって楽しいんだな、って。

――彩羽さんがいろいろ興味を持って飛び込んでいけるのは、幼稚園時代ののびのびとした自由な体験が影響しているのかもしれませんね。
そうかもしれません(笑)。絶対に、やって損はないなと思っていますし、公演のステージでの話だけではなく、自分自身が楽しむことが重要だと思います。将来も、決められた型にはめる保育よりは、子どもたちの好奇心を大切に、好きなことを思いっきり楽しませてあげられるような先生を目指しています。

取材・文:コトリノライティング 松田あかね
©グローアップチャレンジプロジェクト事務局
